SOMEWHERE

ソフィア・コッポラ新作。新宿ピカデリーにて。

特に何か起こるわけじゃないけど、ほんのり面白い部分がある。
背の高い女優との撮影で台に乗るところや、石膏で型を取られるところ、組立式ポール持参のダンサー…

監督はきっと父のことが大好きなのだろう。愛されていただろうに、ローティーンの少女と業界人の父の(母抜きの)甘い時間で撮っちゃうなんて。
また、ブルネットの個性派美人である監督が主役に起用するのはいつもブロンドのファニーフェイスってのも、強いこだわりを感じさせる。
お金があっても満たされないことは死ぬほどあるってのは学べる。