優しさの海

職場の飲み会で同期と接して、みんななんて品がよくて賢くて信じてて優しいんだと思う。
酒入っても仕事の話してるし、遅れて参加したら食べ物や飲み物をよけて待っててくれるし、
おそるおそる精一杯の笑顔でお礼を言うと、より笑顔が返ってくる。
好きになった人以外もみんな可愛さがあるというか。
で、おそらく私も仲間だから優しくしてもらえるのだ。
それがちょっと信じがたい。
同期ってだけでそんな恩恵に預かれるものなんだ。
私はまだ目を見て微笑むなんてしたら慣れないことした揺り戻しでぐったりする。
仕事の話してるみんなの周りで、ぼーっと参加者の長いまつげとか爪の形とか肴に飲んでる。

で、信じないとがんばる気にもなれないのかも。
数年前、デビュー数年経ってからブレイクした歌手が、周りは芸能人だから細くてきれい、
自分は太ってるけど的な意識だったけど、自分も芸能人だって気づく瞬間があったという
インタビューを読んだ。
その人はその後体型コントロールにも成功したんだけど。
今の私、周りの人を「さすが芸能人」とか「さすがXXX48のオーディションに受かった人」的に
見てる。
でも自分もそうなんだよね。
落ちた人がたくさんいてこそここにいるんだし。
周りの人すごいといってフェイドアウトするのが仕事じゃないだろう。
そのグループで何らかの役割を期待されてるんだから、芸能人で言ったら歌とか芝居とか
踊りとかの芸を磨いて生き残るんだ。