五反田の夜

アニキとの飲みが実現。見捨てられてなくてよかった。
年は一つしか違わないのに、圧倒的な経験値の違いからか父兄のように
見守ってくれる。
私はヒントをもらって、一人で狩に出かけて獲物を見せに行く。
対等じゃないのがわかっているから、大好きだけど恋愛方面にはいかない。
たぶんそうしてくれてるんだと思う。

今回は互いに出やすい五反田。
転職祝でおごってくださるとのことで、完全にあちら任せの店選び。
ありがたい。
居酒屋で5時間語る。
過去に彼のメガネ姿がいいと言ったのを人から聞いたらしく、
初めは裸眼なのに数時間後にメガネとりだして「リクエストには応えないと」って、
サービス精神の鬼がいるよ・・・
もはやメガネなんかどうでもいいのだけど、敬意を表して照れながら褒めておいた。

店を出て近くの「海喜館」をパトロール
渋い建築好きにはたまらない廃墟のような旅館だ。
稀に明かりがついてるけどこの日は真っ暗。
気が大きくなって庭を一周したりする。
こんなことにつきあってくれるなんて、やっぱ素晴らしい。