十二月大歌舞伎「摂州合邦辻」「達陀」@日生劇場

はじめての歌舞伎。今は歌舞伎座がお休みなので、ふだん公演しないようなハコでやる。
日生劇場といえば越路吹雪リサイタル。昭和芸能史好き、ときめく。

台詞は思ったより聞き取れるし、筋書きも理解できた。古い言葉でも日本語だからか。
イヤホンガイドやパンフレットはとりあえずいらないだろう。
役者への掛け声が「おや!」と聞こえて、意味を考えてしまった。
菊之助菊五郎が出ているので「音羽屋!」が正解である。
でも、親子でおんなじ呼ばれ方なのって、誰への声かわからなくなりそう。

「摂州合邦辻」
着物の色がとても美しかった。
また、舞台美術が大胆に簡素化されているのがかっこよかった。ある程度の距離は立体で木や鳥居を置くけど、それ以上遠くはみんな絵。

「達陀」
群舞がかっこいい。
昭和42年の作で、音楽に古典では使われないシンバルの音が入ってくるのが新鮮であった。