10/18 The Human League @ビルボードライブ東京

エレポップの大物バンド、30年ぶりの来日。近年は新譜が10年に1度ペースだったけど、それでもしぶとく続けてる彼ら。90年代後半に嵌ってビデオを買ったりしてた頃、まさか日本に居ながらライブを見られる日が来るとは思わなかった。

今回の来日は東京公演のみの2days。各日2回あって、私は最終回に行った。21時半開演という、平日にはなかなか渋い時間帯である。
あまりぱっとしなかった「Romantic?」からの「Hearts Like a Wheel」を聞けたのが嬉しかった。イントロでも周りが明らかにピンと来ていないのに、自分は超上がる。
一番好きな「Love is All That Matters」はなかったけど、「Crash」自体エレポップファンには受けが悪そうだし「Human」やっただけでも良しとしよう。
フィルは10年前の「Secrets」あたりからすでに坊主だったので印象が変わらず。年齢を考えると、あの歌声を維持しているのがすばらしい。お腹も出ていなかった。
ジョアンナはやっぱり素人っぽく、かわいいけど年齢なりの見た目。
特筆すべきはスーザン。すごくきれい。ジョアンナと同時にバンド加入しているのにプロ意識の差なのか?圧倒的に魅せる。ダンスも決めポーズの連続で、スパイスガールズ時代のビクトリアみたい。

会場のビルボードライブ東京はミッドタウンの中にあり、格調高い感じの会場である。普段ライブハウスしか馴染みがなければ気圧されるだろう。ドレスコードはないとの事だったが、ここにスニーカーでは来られない。
システムもなんだかすごい。サービスエリアではレストランのような座席配置で食事をオーダーしないのはかなり難しそう。ドリンクはビールが900円。最も安いものでも700円だ。
しかしカジュアルエリアはだいぶ親しみやすい。まず、チケットにドリンク代が含まれている。追加のドリンクもそこまで高くない。

客層は外国人が4割ほどを占めていた。性別は8割男性。年齢で浮くかと思ったけど、それ以前に日本人の女性が少なかった印象。
おかげで目立てたのか、カジュアルエリアにも関わらず、スーザンがこちらを見て微笑んだり、フィルと「Don't You Want Me」のサビを見つめあって歌ったりと鼻血ものの思い出を作れた。